心地よさをキーテーマに、都市温暖化対策を実践する

現在、都市温暖化が世界の共通課題となっています。これは、環境問題にとどまらず、健康やQOL(クオリティー・オブ・ライフ)など私たちが生活するうえで、非常に密接な問題となっています。 特に、日本の夏は非常に暑い。おそらく多くの方が、真夏の日中に外出した際に「うだるような暑さ」を経験していることでしょう。

そうした暑さへの対策(暑熱対策)は、さまざまなアイデアが出されています。

その中で、私たちは「都市を森にする」ことを思いつきました。 想像してみてください。夏休みのある日、森林の中でひんやりとした空気に包まれたあの心地よさを。それを、都市の中で再現したいと考えています。

では、どのように森を作るのか? 私たちは樹木を育てたり、どこかから持ってくるのではなく、特別な布などで作った「フラクタルひよけ」をつかうことを提案します。

日本が培った伝統的な織りの技術と加工技術をもとに紡がれた「フラクタルひよけ」が、日本の都市の暑い夏を変え、さらには「都市のライフスタイル」そのものを変化させたいと考えています。

フラクタルとは?

図形の部分と全体が自己相似となる自然の樹木の中に存在する概念です。 その概念を布などで再現することで、私たちは美しいこもれびをつくり出します。

詳しくはこちらをご覧ください。

プロジェクトが目指す未来

フラクタルひよけで創出するこもれびの快適空間は、人を集め、そこで活発な経済活動を促すことでしょう。 プロジェクトでは「街を冷やす→人を集める→楽しみをもたらす(ビジネスを活性化させる)」というサイクルを回転させることで、都市の暮らしを心地よく、楽しくし、経済活動も活発化させる持続可能な発展を実現させたいと考えています。
詳しくはこちらにご案内しています。ぜひ、ご覧ください。

そして、そうした空間の中で 「私たちにとって、心地よい環境とはなにか」 「それを持続させるためにどうしたらいいのか」 を考えるきっかけを作ることができれば、望外の喜びです。

この先にひろがる未来が、いまより豊かで住みやすく、心地よい世界になるようにと願っています。

こもれびシティプロジェクトとは?